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富士
五感を開き
森を遊ぶ
丘陵の
グランピング
河口湖を見晴らす山の斜面で、心赴くままに外遊びを満喫することができる。グランピングという遊びは、些細な自然の変化に気づかせてくれる。火を囲み、森の気配を聞く。体が少しずつ動物としての本能を目覚めさせていく。

山の中腹で
光を浴びる

まるで森に隠されたような敷地は、高低差が100mある山の中腹に位置している。その斜面を歩きながら、視線は足元を見つめる。そこには土があり、草が生え、樹木が伸びている。深く息を吐きながら、草木に視線を這わせて天を見上げる。葉の形状がそれぞれ違い、針広混交林であることに気づく。赤松の枝と紅葉の葉に遮られ、影が顔に落ちる。太陽光の角度を意識すると、1日の見え方が変わった。自然が魅せるあらゆる些細な瞬間に、目を見開いていく。

針葉樹の香りに
誘われて

樹々の匂い、特に針葉樹の香りがこれほど爽やかだとは思わなかった。鼻に抜ける清々しさに誘われるように、ウッドデッキが雲のように重なり合ったクラウドテラスを登っていくと、強い薫香を感じる。朝から常に焚かれている火は、その匂いによって人々を呼び寄せる。火に誘われるのは、本能に訴えるためか。炎は一瞬も止まることがない。空から木の実のようなものが落ちてきて、コツンと音を立てて、デッキの上を転がっていった。嗅覚、視覚、聴覚の次は用意されたウイスキーで味覚を満たそうか。この森は、五感に響く要素に溢れている。
森で
自分を見つける
